13回忌を迎えて
13回忌を迎えて
3月12日に、宮城県沿岸部へと赴き、東日本大震災犠牲者13回忌法要へとお参りしてきました。
東北教区宗務所が主催したこの法要には、東北教区内外から15名の僧侶が参加。
名取市閖上地区を唱題行脚して周ると、震災直後は瓦礫の中を歩いたことが思い出されました。
慰霊碑周辺は、キャッチボールをする少年やサイクリングを楽しむ人の姿が見られ、袈裟姿の私たちの方が場違いかなという印象もありました。
ですが、法要を始めると、住民の方々が次々とお焼香へと進んでくれ、慰霊の大切さを再確認いたしました。
こうした日常の風景のなかで、「祈りの時間」を住民の方々と共有できたことは、ありがたいの一言に尽きます。(写真は、北羽新報より転載)
18日からお彼岸となります。コロナ対応の緩和があり、これまでよりは和らいだ心持ちで修行できると思います。